犬のアレルギーはドッグフードが原因!?
愛犬の健康を願うなら、大切にしたいのが毎日の食事です。「ドックフードばかりじゃかわいそう・・・」と考えて、家族が食べるご飯の残りをあげたり、フードやおやつを手作りしたりする方も増えていますが、正しい知識を持っていないと、犬の健康を損なってしまうことになりかねません。
ドッグフードのブランドを気にする飼い主様は増えていますが、パッケージの裏面や側面に記載されている「原材料」にまで目を向けている方は少ないのでないでしょうか。
今回は、ドッグフードの「原材料」として使われることが多い「穀物」が引き起こすアレルギーなどのリスクと、犬に与えたい「肉」の重要性についてご説明させていただきます。
ドッグフードに含まれる「穀物」に要注意!
米や玄米、大麦や小麦、大豆やエンドウ豆、トウモロコシなどの「穀物」は、私たち人間が生きていくうえで欠かせない、三大栄養素のひとつである“炭水化物”を摂取するために、世界中で食べられている食材です。だからといって、「犬にもあげなくちゃ!」と安易に考えてしまって良いのでしょうか?
市販のドライタイプのドッグフードには、原材料として「穀物」が含まれているものが多くありますが、これらは犬に以下のような問題を引き起こすことがわかっているのです。
① 食物アレルギーの原因になりやすい!
犬のアレルギーの原因は、ハウスダストやノミ、ダニ、カビ、花粉など、様々な要因がありますが、アレルゲン物質を食べることでも発症します。そして、犬にとってアレルゲン物質になりやすい、と言われている食材は、小麦やトウモロコシなどの「穀物」です。
食物アレルギーの症状としては、以下のようなものがあります。
- 口周りや耳、手足など皮膚のかゆみ
- 発疹や熱、むくみ
- 下痢や嘔吐
- 涙やけ
- 脱毛や薄毛、毛並みの荒れ、フケ など
愛犬にアレルギー症状が出てしまったら、まずは今、与えているドッグフードの原材料を確認してみましょう。もし、「穀物」が多く含まれている場合、食物アレルギーを考慮して、ドッグフードの種類の変更を考えたほうが良いかもしれません。
※アレルゲンを正確に特定したい場合は、かかりつけの動物病院で検査をお受けください。
② うまく消化できない!
「穀物」入りのドッグフードを食べると、犬は消化不良を起こすことがあります。本来、肉食動物である犬は、体の構造的に、植物性の「穀類やイモ類・豆類」などをうまく消化するようにはできていません。そのため、胃や腸の中での滞留時間も長くなってしまい、食べたフードを吐いてしまったり、下痢などをおこし、お腹を痛めてしまったりすることがあります。
そして、腸は、全身の免疫力の60%が集まる場所、と言われており、アレルゲン食材や、長時間の消化などが原因で腸壁が荒れてしまうと、腸のバリア機能が低下して、アレルギーになる危険性が増してしまいます。
③ 太ってしまいやすい!
ドッグフードのパッケージに記載のある原材料は、使われている量の「多い順」に書いてあることが基本となっていますが、最初に「肉類」があったとしても、その後に続く「穀物」を足していくと、最終的には「肉類」よりも「穀類」の割合の方が多くなってしまう場合が、多々あります。
これは、安価なフードだけではなく、「プレミアム」や「グレインフリー(穀物不使用)」と書かれ、パッケージに「肉」や「魚」の写真や絵が大きく掲げられているドッグフードでも同じです。
実際に、市場にあるドライタイプのドッグフードの多くは、原材料の半分以上に、本来、摂取する必要のない「穀類やイモ類・豆類」で使われており、そこには大量の「糖質」が含まれているのです。
「糖質」は、肥満に直結する栄養素であるにも拘わらず、その表記義務がないので、ドッグフードの原材料には記載されていません。「総合栄養食だから安心」、「ダイエット用と書いてあるから」と油断していると、知らず知らずのうちに大量の「糖質」を与えてしまうことになります。
犬は本来、肉食の動物です
犬に、「穀物」を頻繁に食べさせるようになったのは、人間が「穀物を使ったドッグフード」を開発してからのことです。では、なぜ犬のフードに「穀物」を入れるようになったのかと言うと、原材料の価格を抑えて、フードの“ツナギ”や“カサ増し”にするためであり、犬のことを思って使用しているものではありません。
『犬は“雑食”なのに「穀物」を与えて何が悪いの?』と思う方もいるかもしれません。確かに、人間との共存の中で、雑食性を身に付けてきた犬ですが、体のつくりは“肉食動物”のままです。これは、歯がすべて尖っている、胃酸が濃い、腸の長さが短い、などの身体的特徴から見ても明らかですし、犬とオオカミのDNAが99.8%一緒であるという事実からもわかります。生の「肉類」には、“アレルギーに負けない丈夫な皮膚の形成”のために必要な、動物性の「タンパク質」や「脂質」、ビタミンA、ビタミンB群などの「ビタミン類」や、鉄分や亜鉛などの「ミネラル類」など、豊富な栄養素が含まれており、消化吸収も速やかで胃腸にやさしいので、肉食動物の体のつくりをした犬にとっては理想的な食材だと言えます。愛犬の健康のためには、「肉類」中心の食生活を心がけることが大切です。
K9ナチュラルは「穀物不使用」のドッグフードです
犬のアレルギー対策として、最近ではグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードが注目されています。小麦や大豆、トウモロコシなどによるアレルギーが増えている中で、それらを使っていないフードが増えてきましたが、結局は焼いて固めるため、加熱によって粘度が増す「糖質」の多い素材の米や玄米、大麦や燕麦(オートミール)、ジャガイモやサツマイモ、エンドウ豆やレンズ豆などを代替えのツナギとして使用しているものがほとんどです。
これに対し、当サイトでご紹介している「K9ナチュラル」は、穀類はもちろん、イモ類・豆類も一切不使用。原材料の90%以上に、新鮮な肉類を使用しており、その栄養と美味しさをそのまま与えられるように、加熱を極力抑えた特殊な製法でフリーズドライにされた、生食(なましょく)のペットフードです。
本来、肉食動物である犬にとって、必要不可欠な栄養に満たされ、健康な身体づくりのために理想的な食事の「K9ナチュラル」。愛犬のアレルギーでお悩みの飼い主様は、ぜひ一度お試しくださいね。