なるほどコラム
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“動ける体を維持し続ける”ための食事

“動ける体を維持し続ける”ための食事

皆様のご自宅のワンちゃん・ネコちゃんは、日課となっているような運動をしていますか?

ワンちゃんなら、毎日のお散歩や、ドッグランでの追いかけっこ、ネコちゃんなら、お気に入りのおもちゃでじゃれて遊んだり、キャットタワーを昇り降りしたり。

大好きな飼い主様と一緒に、楽しく運動ができることは、ストレスの発散や、筋力の向上など、精神的にも肉体的にも、とてもプラスになりますし“動ける体を維持し続ける”ことは「健康」にとって、とても大切なことです。

最近では、住環境の変化にも伴い、お散歩に行かないワンちゃん、お部屋の中だけで過ごすネコちゃんが増えていますが、犬や猫にとっての“運動不足”が続いてしまうと、筋力が落ちたり、骨や関節が弱くなるなど、運動機能が低下してしまうだけでなく、体を動かさないことで、全身の血流が悪くなると、酸素や栄養がうまく行き渡らなくなってしまい、内臓の働きや代謝が滞ってしまったり、脳の健康を維持するために必要な、適度な刺激も伝わらなくなってしまいます。

“動ける体を維持し続ける”ためには、毎日の運動による適度な刺激とともに、筋肉や骨・関節が丈夫になるための栄養が欠かせません。

筋肉のための栄養として主役に挙げられるのは「タンパク質」ですが、穀類などに含まれる植物性のタンパク質よりも、肉類に含まれる動物性タンパク質の方が、栄養のバランスや、効率的な体内利用などの面において、優位性が高いのはご存じでしょうか?

「タンパク質」は、小さな分子である「アミノ酸」の集合体で、動物の体を形作っているアミノ酸は全部で20種類あり、この中で、体内で合成できないため、食事として取らなければならないものを「必須アミノ酸」と言い、人間では9種類、犬では10種類、猫では11種類ある、とされています。

食材に含まれる「必須アミノ酸」の割合を点数化して表したものに「アミノ酸スコア」と呼ばれるものがあります。「必須アミノ酸」がバランス良く含まれていて、無駄なものが少なく、体内利用度の高い食材が上位となりますが、その中で100点のものは「肉・卵・魚」などの動物性食材で、以下、「豆・イモ」は70~80点台、「白米・玄米」は60点台、「小麦粉・トウモロコシ」は40点台となっています。

点数が少ないものほど、不足分を補うために他の食材が必要になったり、より多くの量を摂取しなければなりませんが、植物性の食材には、デンプンなどの「糖質」が多く含まれるため、「タンパク質」を穀物類や豆類、イモ類で補おうとすると、「糖質」も過剰に摂取してしまうことになります。

過剰な「糖質」は、「高血糖」や「肥満」、体内の焦げ付きと言われる「糖化反応」など、「健康」とは真逆の反応を促進してしまう可能性が高く、“動ける体を維持し続ける”ためにも、摂取を控えたい栄養と言えます。

筋肉とともに、体を支えている骨や関節にも「タンパク質」は重要な役割を果たしています。

骨にはカルシウム、関節にはグルコサミン・コンドロイチンが大切、と聞いたことがある飼い主様も多いと思いますが、体内で骨格が形成させる際の基礎、言わば芯にあたる部分は「コラーゲン」というタンパク質でできています。

つまり、カルシウムやグルコサミンなどの栄養も大切ですが、基礎となる「タンパク質」が不足していては、丈夫な骨や関節をつくることはできないのです。

加えて、犬や猫の場合、人間と違って、全身が被毛で覆われていますが、その基礎となる「ケラチン」も「タンパク質」から作られているため、皮膚や被毛の健康を維持するためにも、アミノ酸バランスの良い「タンパク質」が、より多く必要になります。

犬用総合栄養食の「K9ナチュラル」の原材料には、肉類が90%以上、猫用総合栄養食の「Felineナチュラル」には、肉類が98%以上も使用されていますので、しっかりとした筋肉や、丈夫な骨や関節、美しい被毛や皮膚のために必要な、アミノ酸バランスの取れた、栄養効率の良い「動物性タンパク質」が豊富な食事です。

“動ける体を維持し続ける”ための栄養が豊富に含まれ、消化がやさしく、肉の美味しさそのままの「K9ナチュラル」「Felineナチュラル」を、ぜひ皆様の愛犬・愛猫の「健康」にお役立てください。