ドッグフードの与え方

ワンちゃんの体重や年齢などにあわせて、
与える量の目安・切り替え方法を調べましょう。

犬用フードの与え方

  1. 愛犬の体重をはかります。
  2. 1日量*を与える回数で割り、
    1回食分をフードボウルに入れます。
    • 給与量:フリーズドライの状態で、体重1kgあたり1日 約8g
      ※あくまでも目安です。体質や代謝量を考慮し調節してください。
      与える量はどのくらい?参照
  3. 粒をほぐし、フード量の3倍の水
    (または37℃以下のぬるま湯)で
    生食の水分値に戻します。
    • 水で戻すと食べないコや、乾いたものの方が好きなコの場合は、そのまま与えても大丈夫ですが、食事からの水分摂取はとても大切ですので、必ず、飲み水をそばに置いて与えてください。
  4. よく、かき混ぜてから与えてください。

愛犬の体重は?

【人間の体重計を使ったはかり方】
体重計の上で、大人しくしてくれるコは、少ないと思います。 そんな時に、人間用の体重計があれば、簡単にはかれます。
愛犬をだっこして
体重計に乗ります
例)60.0kg
人間だけ体重計に乗ります
例)56.2kg
Step1の数字からstep2の数字を引きます
例)60.0kg - 56.2kg = 3.8kg

与える量はどのくらい?

K9ナチュラルは、生食をフリーズドライにしてるので、基本的には水を加え、生食に戻して与えるフードです。
1日分の給与量は、生食に戻した量が、体重の3~4%になるように計算されています。
体重1kgあたり8gで計算すると、ちょうど体重の3.2%で計算できます。
こちらの早見表は、中型犬の成犬時の目安から換算された量ですので、以下の場合、増量が必要ですのでご注意ください。

  • パピーからの成長期(「成長に合わせた与え方」を参照
  • 体重が3kg未満の超小型犬種のコや、動きが機敏で活発なコなど、普段から代謝量が高いコ
  • お散歩の時間が長いコや、頻度が多いコ、ドッグランやアジリティなどで運動量の多いコ
  • 筋肉量の多いコ、または食事の改善により新陳代謝が活発になっているコ
  • 長毛種のコや毛量の多いコ、抜け毛の多いコ、ダブルコート種(二重毛)で生え変わりの時季のコ

※加齢や疾患、穀物の多いフードの長期給与などで、肉食動物本来の消化吸収能力が落ちてしまっているコの場合、減量や、少量頻回、グリーントライプの追加などの対策が必要になる場合がありますので、詳細は弊社スタッフまでお問い合わせください。

1日分の給与量早見表

体重 フード量 水分量
1kg 8g~10g 24ml~30ml
2kg 16g~20g 48ml~60ml
3kg 24g~30g 72ml~90ml
4kg 32g 96ml
5kg 40g 120ml
6kg 48g 144ml
7kg 56g 168ml
8kg 64g 192ml
9kg 72g 216ml
体重 フード量 水分量
10kg 80g 240ml
12kg 96g 288ml
14kg 112g 336ml
16kg 128g 384ml
18kg 144g 432ml
20kg 160g 480ml
22kg 176g 528ml
24kg 192g 576ml
26kg 208g 624ml
体重 フード量 水分量
28kg 224g 672ml
30kg 240g 720ml
32kg 256g 768ml
34kg 272g 816ml
36kg 288g 864ml
38kg 304g 912ml
40kg 320g 960ml
42kg 336g 1,008ml
44kg 352g 1,056ml

実際に作ってみましょう!

体重1kgあたり8gで計算します。

例)体重3.8KGのプードルの場合
1日分のフード量:3.8kg×8g=30.4g

1日分30.4gなので、その量を1日に与える回数で割ります。

例)
フード:30.4 ÷ 2 =15.2g
水:91.2 ÷ 2 = 45.6ml

1回分15.2gを食器に入れて粒をほぐし、3倍の水をいれます。

先に粒をほぐしておくと早く戻ります。

よく、かき混ぜて…できあがり!

成長に合わせた与え方

【成長期】
K9ナチュラルは、離乳後(生後2ヶ月~)から与えることができます。

成犬時の1日分の給与量は、体重1kgあたり約8g(体重の3~4%換算)ですが、成長期には、その2~3倍の給与量が必要です。
ただし、パピーは日々、体重が増えていきますので、成長に合わせて給与量を調節する必要があります。
K9ナチュラルは、穀類・イモ類・豆類を一切使用していない生食フードですので、余分な脂肪が付きにくく、一般的なドライフードに比べてゆっくりと体が成熟していくことが多いようです。
下記は、小型犬(体重10kgまで)は1歳まで、中型犬(20kgまで)は1歳半まで、大型犬(体重25kg以上)は2歳までが成長期とした表です。

月齢別の割合(小型犬・猫は1歳、中型犬は1歳半、大型犬は2歳を成犬とした場合です)
体重 × 月例の換算量 = 1日のフリーズドライ値(+ 3倍量の水)

小型犬 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 5ヶ月 6ヶ月 7ヶ月 8ヶ月 9ヶ月 10ヶ月 11ヶ月 12ヶ月
中型犬 2ヶ月 3ヶ月 5ヶ月 7ヶ月 9ヶ月 11ヶ月 13ヶ月 14ヶ月 15ヶ月 16ヶ月 17ヶ月 18ヶ月
大型犬 2ヶ月 4ヶ月 6ヶ月 9ヶ月 12ヶ月 14ヶ月 17ヶ月 18ヶ月 19ヶ月 20ヶ月 22ヶ月 23ヶ月 24ヶ月
月齢の換算量 30g 27.5g 25g 22.5g 20g 17.5g 15g 13.75g 12.5g 11.25g 10g 8.75g 8g

チワワ 1.5kg(生後5ヶ月)の場合‥‥1.5kg×22.5=フリーズドライ33.7g+水分101ml
ビーグル10kg(生後1年1カ月)の場合‥‥10kg×15g=フリーズドライ150g+水分450ml
Gレトリバー 22kg(生後9ヶ月)の場合‥‥22kg×22.5g=フリーズドライ495g+水分1485ml
※上記の例は、1日分(フード+水)の量です。1回分の食事の量は、1日に与える回数で割って、与えてください。
※成長期は、内臓も未発達で、胃の大きさに対して代謝量が高いので、生後6ヵ月までは3回食以上をお勧めします。

【成犬時】
犬として成熟するまでにかかる時間は、犬種や大きさ、そのコの特性などで様々です。
大切なのは、負担の少ない体型を維持できているかどうか。
飼い主様が、愛犬を観察しながら、食事の量を考えていきましょう。

皆様の愛犬が太っているのか、痩せているのか、標準なのかを判断する表を下記に用意しました。
代謝量を考慮する場合は、下表の「K9ナチュラルの量」に、活動的なコは約10%プラス、おとなしいコは約10%マイナスして計算し、体重の増減など、愛犬の様子を見ながら調節してください。
K9ナチュラルでは、健康維持のために、さまざまなタンパク源からバランスよく栄養を摂取するために、2種類以上でのフード・ローテーションをお勧めしています。
(詳しくは、「フード・ローテーションについて」で解説しています。)

肥満度観察のポイント

体型 判断 K9ナチュラルの量 お勧めの種類
肥満
  • 上から見て肩幅よりお腹が膨らんでいる。
  • 指の腹で肋骨が触れない。
  • 尾の付根のぜい肉がしっかりと指で掴める
体重1kgあたり
5~6g/1日
ラム・フィースト
やや肥満
  • 上から見て肩幅とお腹の幅がほぼ同じ。
  • 指の腹で肋骨の感触がなんとなく分かる。
  • 尾の付根のぜい肉が少し摘まめる。
体重1kgあたり
6~7g/1日
ラム・フィースト
ラム&サーモン・フィースト
標準
  • 上から見て肩幅よりお腹がややくびれている。
  • 指の腹で肋骨の感触がしっかり分かる。
  • 尾の付根のぜい肉がほぼ無い。
体重1kgあたり
8~9g/1日
すべての商品
痩せ気味
  • 上から見てお腹のくびれが目立つ。
  • 見た目で肋骨が少し浮き出ている。
  • 腰骨が指で触れる。
体重1kgあたり
9~11g/1日
ビーフ・フィースト
チキン・フィースト
ホキ&ビーフ・フィースト
痩身
  • 背骨が浮き出ている。
  • 肋骨がはっきりと浮き出ている。
  • 腰骨がはっきりと指で触れる。
体重1kgあたり
10~12g/1日
ビーフ・フィースト
チキン・フィースト

※肥満のコでも、ビーフ・フィーストやチキン・フィーストが好きな場合は、若干、量を減らして与えるなど、調節しながら与えていただけます

【シニア期】
K9ナチュラルは、オールステージ対応ですので、シニアのコにも安心してお使いいただけます。

犬のシニア期は、犬種や大きさによって多少の差はありますが、平均して7歳~10歳くらいから始まる、と言われています。
ただし、成犬期からシニア期に入ったかどうかは、年齢だけで判断してはいけません。
普段からの食欲や運動量をよく観察して 代謝量の変化や体重の増減、ウンチの状態など、愛犬の体の変化を、総合的に見ながら判断して、徐々に調節しましょう。

シニア期の観察ポイント

状況 食事の対策 K9ナチュラル・フードでの対応
食欲が落ちた
  • 1回分の給与量を減らし小分けにして回数を増やす。
  • 胃腸をケアする。
  • 食事回数2回→3〜6回に増やす。
  • グリーントライプをプラスする。
運動量が落ちた
  • 給与量を減らす。
  • 関節ケアをする。
  • 給与量を5~12%マイナスする。
  • グリーンマッスルをプラスする。
体重が増えた
  • 給与量を減らす。
  • フードの種類を変える。
  • 給与量を5~12%マイナスする。
  • ラムベースをメインフードにする。
体重が減った
  • フードの種類を変える。
  • 胃腸をケアする。
  • ビーフ、チキンをメインフードにする。
  • グリーントライプをプラスする。
軟便気味
  • フードの種類を変える。
  • 胃腸をケアする。
  • ビーフ、チキンをメインフードにする。
  • グリーントライプをプラスする。
硬便気味
  • 胃腸をケアする。
  • 便の滑りをよくする。
  • グリーントライプをプラスする。
  • PROVIDAフラックスシードオイルまたはスキン&コートをプラスする。

シニア期に特に心配なのは、消化吸収能力の低下や、関節・筋肉の老化による歩行困難などが挙げられます。
K9ナチュラルは、フリーズドライにされた「生食(なましょく)」ですので、酵素や乳酸菌のチカラで消化吸収がやさしく、衰えてしまった体の隅々まで届きやすい豊富な栄養価を合わせ持つフードですので、シニア期にも、とてもお勧めです。

注意:体の変化には、病気が隠れている場合も考えられますので、初めは、かかりつけの獣医師に診てもらってください。

【体重を管理したいとき】
「穀類の多いドッグフードを食べると太りやすい」、といわれています。

それは、小麦やトウモロコシ、米などには大量のグルテンやでんぷん質が含まれているので、糖質がとても高く、血糖値の上昇を招いて、インスリンの分泌が多くなり、結果、糖質が脂肪として蓄えられてしまうためです。
K9ナチュラルは、穀類・イモ類・豆類が一切入っていませんので、体重管理がしやすいフードです。

ダイエットさせたい場合、【成犬時】の一覧表を参考にして「やや肥満」「肥満」の与える量とお勧めの種類を試してみると良いでしょう。

フードの種類による特長

フードの種類 カロリー値(100g中) 粗たん白質 粗脂肪 肉の特長 ダイエット パピー シニア 内臓ケア 関節ケア
ラム 572.5kcal 35.5%以上 37.0%以上
  • 低コレステロール
  • 脂肪を燃焼
ビーフ 526.9kcal 35.0%以上 37.0%以上
  • ミネラルが豊富
  • 消化がしやすい
チキン 498.6kcal 48.0%以上 34.0%以上
  • 消化がしやすい
  • クセがなく高嗜好性
ホキ&ビーフ 528.0kcal 46.0%以上 35.0%以上
  • オメガ3、カルシウム、ビタミンDが豊富
ラム&サーモン 535.0kcal 38.0%以上 38.0%以上
  • EPA、DHAが豊富・抗酸化力が強い

※栄養のバランスを良くするためにも、2種類以上でのローテーションをお勧めしています。

与え方のコツ

【フードローテーションについて】
K9ナチュラルでは、フードを2種類以上用いて、「ローテーション(種類の交換)」を お勧めしております。

K9ナチュラルのフードは、それぞれの肉の種類によって、動物性のタンパク質の栄養素の割合や必須アミノ酸・ 必須脂肪酸の値に特長があります。 自然界においても、肉食動物が毎回、同じ獲物を食すことは少なく、色々なタンパク源を摂取することで、体内の栄養バランスを整えています。 また、同一タンパクを摂取し続けることで生じると言われる、“食物アレルギー”の対策としても有効です。 そして、何より、違う種類の「お肉のご馳走」が出てくることで、食事を楽しみ、待つようになり、食べムラや食べ飽きを防ぐためにも、とても、効果的です。

  • 毎食ローテーション
  • 毎袋ローテーション
  • ミックスローテーション